北の嵐山について説明する前にすこし旭川についてお話ししましょう。


旭川市、昨今は旭山動物園で一躍有名になった街なのですが、反面、動物園以外ではあまり馴染みがないかもしれませんね。
実は仙台以北で札幌、仙台に次いで3番目に人口の多い都市なのです。まあ、札幌と仙台は大きすぎるわけですけど。
旭川の人口は35万人といいたいところですが、つい最近34万人台に突入してしまいました。地味な過疎にもめげず、市民は豊かな自然とプチ都会のなかで楽しく生活しています。
お買物は巨大ショッピングセンターに行くという地方都市ならではのステレオタイプに浸りつつ、ヤマベ釣や山菜採りにはじまり、旭川市の江丹別でとれるそば粉でそば打ちなども楽しむ。そしてたまには友人宅へ集まって庭でジンギスカンや焼肉で盛り上がったりも。そんな都市と自然の両面を謳歌できるマチが旭川なんです。


ここ旭川では夏は30℃を超え、冬は-30℃になることもあり、寒暖の差は約60℃ほどあります。Wikipediaには、「冬の気候はそれほど厳しくなくむしろ比較的過ごしやすい穏やかな気候」と書いてありましたが、いやいやなかなかのパラダイスだと思いますよ(笑)
【2013.1.3】歴史的大雪に見舞われた旭川のすごい画像まとめ(http://matome.naver.jp/odai/2135725381980343401) この際、「試される大地」もぜひ体験しに来ていただきたいなーと思います。これは1月がおススメです!
もちろん、夏は湿度が低く過ごしやすいことこのうえないということも付け加えておきましょう。


そんな旭川の西方に鎮座し、小高くそびえるのが嵐山です。
このサイトでご紹介するのは、その嵐山の麓にひろがる
丘陵にある「北の嵐山」というエリアです。

旭川市の嵐山は京都市の嵐山に似ていることから、その名がついたといわれます。

ここには旭川市と鷹栖町にまたがっている自然公園として嵐山公園がありますが、エゾリス、アカゲラ、カタクリをはじめとした多種の動植物が生息している自然の宝庫なんです。


嵐山公園内の北邦野草園は、都市近郊にありながら600種類以上の植物や自生種を中心に北邦系の植物が収集され展示されています。 また、延長約5.2kmのハイキングコースが3コース(30分、1時間、2時間)設けられているので、体力や年齢も気にすることなく気持ちよく自然の中を散策できるようになっています。市内の小学校だと、よく遠足に行く場所なんですよ。

嵐山の頂上には展望台が設けられ、旭川市街を一望できる気持ちよいスポットになっています。晴れた日には大雪山連峰がパノラマのように視界に飛び込んできます。ほんっとにおすすめです!
自動車でも展望台の近くまで行けますが、冬場は通行止めですのでお気を付けください。


そして、この嵐山の麓の丘に住宅街がひろがっているわけですが、木々の中に洒落た感じの大きな家が建ち並び、さながら軽井沢の別荘地という雰囲気。そこがこのサイトの目的地「北の嵐山」なのです。

嵐山の麓には旭岡(あさひがおか)という丘陵があり、閑静な住宅地がひろがっています。
明治のころから、この緑豊かな丘には陶芸を営む数多くの窯元が点在し、いつのころからか市民の間では「陶芸の里」と呼ばれ親しまれるようになっていました。
主に陶芸が盛んだったのですが、どうやらこれは明治時代の開拓当時に行われた煉瓦づくりに起源があるらしいのです。この一帯で良質な粘土が採れたことがその理由。
自然発生的に窯が一ヶ所に集まるのは稀なことで、北海道内ではここだけ。全国的にみても希有な場所と言われているんです。

著名な陶芸作家も輩出してきたこの地に触発されてか、ガラス工房・染色工房・木工クラフトなどやアトリエ・ギャラリーにとどまらず、茶房やカフェ・レストランなども集ってきました。まさに一大芸術村の様相なのです!
このように一帯が陶芸だけにとどまらなくなったことから、平成22(2010)年8月に名称を嵐山陶芸の里から「北の嵐山」と改め、現在に至りました。


ここ「北の嵐山」では、陶芸から始まったさまざまな工芸作家の作品を木漏れ日の中を歩く軽井沢の別荘地のようなたたずまいの閑静な住宅街を散策する趣きを満喫できるのがうれしい。見学や体験のできる工房や茶房もあり、ちょっと疲れたときにはカフェでゆっくりすることもできるこの「北の嵐山」は、じわじわと人気のあるスポットになっています。

本州(地元の人間は「内地」ともいう)に比べると旭川の工芸の歴史が明治期以降ということもあり、各工房とも伝統にしばられない自由闊達な作品を生み出しているのが特徴だと思います。一品モノの作品はここだけでしか見ることができなかったりもしますので、やはり一度は足を運んでみてほしいです。 もちろん作家さんのご自宅と工房が一体となっていますので、各工房の作家さんの生活スタイルや価値観を共有することも。作家さんと語らいながら作品を手に取ることで、きっと新しい旅の発見ができるはず!


ただ一つご注意です。 木漏れ日の中を歩く別荘地のようなたたずまいで、一帯は落ち着いた雰囲気が漂っているとはいえ、実際はごくふつうの住宅地でありまして、喧騒を好まない方々もお住まいなので、静かに見学することをおすすめします。

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