自分のデザイン画どおりにガラスカッターでガラスを切ったり。色や配置を変えてみたり。
そんな制作が始まると部屋に静寂が訪れます。子供たちは大人の顔つきに、先生は子供のような無邪気さに、でもそれぞれが真剣で楽しげな眼をしていました。
ガラスは、なかなか自分の想い描いたとおりにいうことをきいてくれません。配置してみてからでないと大きさもうまく決まらなかったりと、小さい手、大きい手が行ったり来たりします。
ガラスは、同じような色目のものでも材によっては焼き上がりの色に差が出たり、収縮するので、焼き上がりを想像するのが難しいと聞きました。
そんなガラスと格闘しながら、時間が過ぎてもがんばった。ようやく、ようやくできた自分の作品。やりきった笑顔をやっと見ることができました。自然に拍手が起こるってすごいことですよね。本当の意味での満足げな表情というのも久しぶりに見た気がしました。